ニューファイレクシア所感(3) 黒~赤
2011年5月3日 MTG白~青までで結構時間が空いてしまった。
発売前には終わらせたい。
黒
《ファイレクシアの愛撫》 U
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★
皆さんはこのカードをどう評価しますか?
3ドローできるものの3点のルーズライフに3個の毒カウンター。
相手が毒デッキなら6点のライフルーズに近い為、非常に危険な賭け。
しかも5マナと重い。
ドローカードのフリをしているが、これの本当の使い方は毒デッキを使う時のトドメのカードなんじゃないだろうか。
《ドロスの大長》 R
リミテッド ☆☆☆☆☆ 構築 ★★★
7マナと重いものの6/6飛行、絆魂はリミテッドではエンド級。
押されている場面でも登場すれば相手が毒殺狙いでなければ迂闊に攻めれない。
ナイスカード。
構築ではヴァラクートとCOWがいる限り7マナのクリーチャーは出番無さそうだが…。
《蔑み》 U
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★★
強くなった《村八分》。
リミテッドならクリーチャーは多いし、いいタイミングで撃てばフィニッシャーを落とせるが、空撃ちの可能性も結構あり?
構築でも今の環境でプレインズウォーカもクリーチャーも入っていないデッキはまずないのでどのデッキにも腐りにくい。
シンプルなので《強迫》と入れ替わりでM12で再録される気がするなぁ。
《四肢切断》 U
リミテッド ☆☆☆☆☆ 構築 ★★★★
とても痛そうなイラストのカード。
-5/-5なら大抵のクリーチャーは倒せるし、それが3マナのインスタントならリミテッドでは優秀。
色が合ってなくても4点のライフを払えば使えるのでどのデッキにも使えそうだ。
構築では、《喉首狙い》、《破滅の刃》、《見栄え損い》とライバルは多いが枠を取れるポテンシャルは十分。
《ぎらつく油》 R
リミテッド ☆☆ 構築 ★
感染を持たせるオーラ。
ただ感染を持たせるだけなら包囲戦の《ファイレクシア化》の方が必要な黒マナがが少ないので使いやすい。
では、こっちのメリットは?
アップキープに-1/-1が置かれどんどん弱体していく為、相手クリーチャーに付けて死ぬのを待つという気長作戦か。気長だ…
どうしても有効利用したいなら《執行の悪魔》に付けてマイナスカウンターを撒き散らすか。
《胆液の爆発》 U
リミテッド ☆ 構築 ★
え、これ印刷ミスじゃないの?
なんで7マナなの?
しかもソーサリー?
いくらリミテッドでもこれ使う人いるんだろうか?
《生命の終焉》 R
リミテッド ☆☆☆☆☆ 構築 ★★★
《胆液の爆発》を見た後だと非常に強く見える。
6マナと1つ軽く生け贄も必要なしで相手のタフネス等関係なし。
おまけの能力で危険なクリーチャーを抜いておけば負けにくくもなる。
さすがレアだ。
ただ、全体除去は白の領分の為、黒らしい付加価値が付いているがそのためにプレイヤーを対象に取るのは蛇足な感じ。
相手が白力戦を使うようなデッキだと唱える事すらできない。
白の場合、サイド後は《黒の太陽の頂点》に変える事も考えた方が良さそうだ。
《外科的手術》 R
リミテッド ☆ 構築 ★★★★
ピッチ《根絶》。
ヴァラクート、ジェイス、戦隊の鷹、石鍛冶の神秘家、マナ漏出、定業、稲妻。
ざっと思い浮かぶデッキでよく4枚済みされているカードがコレだけあるので、
それらをまとめて追放できればとても強い。
ナイスサイドカード。
赤
《攻撃的な行動》 U
リミテッド ☆☆ 構築 ★★
一言でいうなら《脅しつけ》。最近で言うなら《反逆の行動》。
何色でも使えるがその場合は4点のライフを支払うことになるし、赤で使えば5マナと重くなっているだけ。
ぱっと思い浮かんだ使い方は、白緑系の中速ビートで相手がデカブツを出して来たときの対処方+トドメとして。
実用的かは知りません。
《棍棒での殴り合い》 R
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★
フレーバーがいい味を出している。
アーティファクトが何でも装備品になって殴りにいけるので、使い切ってしまった《転倒の磁石》や《太陽の宝珠》も有効利用ができる。
《清純な聖騎士》と組むとアーティファクトを出すだけでドローができる。
ブラボー。
《溶鉱炉の大長》 R
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★
7マナ5/5、このサイズはちょっと不満が残る。せめて速攻とか欲しかった。
その代わり戦場に出たら速攻持ちのゴブリンが出てくる。
最低でも自身が居るためインスタント除去されなければ1体は確保される計算。
別にクリーチャーがいればその分トークンが増えるので2体居る状態でこれを出せば1/1が3体。
それを考えると《包囲攻撃の司令官》を思い出すと同時に強かったなぁ、司令官…
赤は《大地のうねり》がある為他の色より司令官が出しやすい。
それもあって弱めに設定されているのかもしれない。
《大地のうねり》 U
リミテッド ☆☆ 構築 ★★★★
唱える為には赤マナが4つ要るものの解決されれば7マナ生まれる。
土地は1ターンに1回しかプレイできない。3マナ分ステップアップできるという事は3ターン得るに等しい。
クリーチャー呪文かアーティファクト呪文にしか使えないもののクリーチャーやアーティファクトの多い構成にしておけばそれほど問題ではない。
《業火のタイタン》、《イシュ・サーの背骨》等の強力なカードを4ターン目に使う事ができるし、《永遠溢れの杯》や《夢石の面晶体》でフィルター掛ければソーサリーやインスタントにも流用可能。
でも、堅実に土地を伸ばした方が安定して強いよね。
さすがだねヴァラクート。
《はらわた撃ち》 U
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★
ピッチで撃てる弱くなった《ショック》。
いや、ピッチで撃てる《スズメバチの一刺し》。
ピッチで撃てるというものの1点では、どれだけの状況を打開できるだろうか。
スタンダードでは《水蓮のコブラ》か装備直前の《戦隊の鷹》を狙うくらいしか出番が無さそう。
《溶鉱炉のドラゴン》 R
リミテッド ☆☆☆☆ 構築 ★★★
4マナ4/4飛行。4点のライフを失う。
これだけだと、4点ルーズがつらいので赤のあるデッキで使いたくなる。
ただ、ここに《バジリスクの首輪》等で絆魂をつけることができればデメリットも気にならなくなる。
青の魔道士コンビで首輪とコレを持ってくれば、なんか強そうだ。
《憤怒の抽出機》 U
リミテッド ☆ 構築 ★★★★
ファイレクシアカード用《伏魔殿》。こういうカード大好きです。
この手のカードにしては珍しいアンコモン。
最初はレアかと思っていた。
色々悪さしそうなのだけれど、ファイレクシアマナのカードはこれ以上は出そうに無いので、伸び代の無いカード。
残念。
《金屑の悪鬼》 R
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★★
この手のカードは評価が難しい。
序盤で墓地に大量のアーティファクトを落とすことが出切ればあの《タルモゴイフ》を超えるサイズを実現できるが、現スタンダードでどれだけ落とせるだろうか?
コストが軽いのでカルドーサレッドに投入も難しくは無さそうだ。
エクステンデッドの《蔵の開放》デッキに投入すれば脅威のサイズになるかもしれない。
ちなみにアーティファクトでない構築物は多相の除けばコレが初のはず。
《ヴァルショクの難民》 U
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★
プロは評価していたけど、どれくらい強いんだろうか?
3マナで3/2と弱くはないサイズにプロテクション(赤)と同族に強く、これを主軸にしたビートに《紅蓮地獄》を入れることもできる。
ただ、やっぱり3/2は3/2なんだよなぁ……
赤の対赤用兵器というイメージしか沸かない。
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