ニューファイレクシア所感(4) 緑~アーティファクト
2011年5月4日 MTG《内にいる獣》 U
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★★
インスタントでなんでも破壊できるカード。
とても強そうだ。
でも、3/3が出てくるとても怖い。
緑でも簡単にプレインズウォーカーを破壊出切るがその代償として3/3は無視できないサイズ。
ジェイスでバウンスすればカードアドバンテージを失わなくてパーマネント除去出来そう。
やっぱりジェイスか。
《出産の殻》 R
リミテッド ☆☆ 構築 ★★★★★
ライブラリーから探して戦場に出すのは碌な事がない。
いくら探すカードの縛りがあるとはいえ、悪さをしそうなカードである。
《クローンの殻》と組み合わせて、巨大クリーチャーを早く出してしまおう。
《絡み森の大長》 R
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★
警戒と到達でガッチリなクリーチャー。
リミテッドなら強いが、構築では……
注目すべきは大長能力。
アップキープに緑マナが最初に加えられる為、相手より初動が早く動ける。
ただ、1ターン限定でしかない。
1ターン目に《水蓮のコブラ》や《獣相のシャーマン》を出せればとても強いがその場合、コレとコブラかシャーマンが居ないといけないため初手勝負である。
あまり実用的ではないか。
《新鮮な肉》 R
リミテッド ☆☆☆☆ 構築 ★★★★
緑は大量にクリーチャーを展開し一気に攻める戦略を得意としている。
その中でもエルフは《エルフの大ドルイド》や《背教のエズーリ》など横になべてナンボの代名詞である。
そのため、《審判の日》などの全体除去をされると立て直せなかったり、ほぼ終了になることが多いので《エルドラージの碑》で壊滅するのを防いでいたが、これはその除去への別回答である。
4マナとエルドラージの碑より1マナ軽いので、審判に間に合い易い。3/3のトークンが出てくるのでエルフの標準的なサイズより大きいトークンが出てくる。
など、これからの緑がらみのビートダウンは審判の日では安心できない。
《シルヴォクの除け者、メリーラ》 R
リミテッド ☆☆ 構築 ★★
ストーリー的には非常に重要なポジションらしいが能力的にはこれはどうなんだろうか?
リミテッドではほぼ熊。
相手が毒狙いであった場合は命が延びる。
それ以外の見張る所はなし。
ただ、構築では、相性のいいカードはいくつかありそうだ。
《黒の太陽の頂点》《ぎらつく油》《ファイレクシアの非生》。
あれ?コレくらいしかない…?
フトモモが魅力的なのでソッチ方面での人気がありそうだ。
《大群の功績》 U
リミテッド ☆☆☆☆☆ 構築 ★★★★
これは強い。
《踏み荒らし》の流れを汲む全体強化+トランプルといったリミテッドエンドカードの新作。
+修整だけでなくトランプルと感染を持たせされる。
《皮背のベイロス》などの素で大きいクリーチャーが居る状態で使えば効果が大きい。
相手も毒を無視できずブロックすれば、アドバンテージが取れるというもの。
これ以外で毒を与えるカードが無いと1発で決めれない時に勝てないので《化膿獣》でも潜ませておくと意表を付ける。
マルチカラー
《覇者、ジョー・カディーン》
リミテッド ☆☆☆☆ 構築 ★★
だれ?このおっさん。
5マナ5/4先制攻撃。
リミテッドでは十分な強さ。
しかし、これだけでは構築では今一歩。
ジョーが覇者である理由は下の能力にあるだろう。
金属術で自軍のパワーが+3修整。
白や赤の戦略である横に広がる戦略を駆使すれば出てきた途端に《メムナイト》ですら凶器に代わる。
今ある赤白のデッキはボロスであまり横に広がったり、アーティファクトを並べたりしないが、その2点が合わされば覇者の実力を発揮してくれるだろう。
アーティファクト
《殴打頭蓋》 M
リミテッド ☆☆☆☆☆ 構築 ★★★
プロだと構築でも1位評価の様だけど、ほんとに強いんだろうか?
5マナ4/4絆魂警戒。
このスペックは悪くない。
しかもマナさえあれば1/1クリーチャーがいきなり5/5になったりして手が終えない。
他にクリーチャーが居なくても、自身を戻して出しなおせばまた攻撃が出来る。
《石塚の神秘家》が居れば探すのも出すのも苦労しないので、非常に強い。
が…
それは神秘家居ればこその動き。神秘家がマークされた場合でも十分動けるのだろうか?
唱える為にも装備するのにも戻すのにもコストが大きいので動きがもっさりしやすい。
その点さえ克服出切れば非常に強いのは間違いない。
《籠の中の太陽》 R
リミテッド ☆☆☆ 構築 ★★★★
重くなった代わりに自分だけ恩恵を受ける《魔力の篭手》。
6マナになったことで《宝物の大魔道士》のサーチに引っかかる為、こっちのほうがいいのかもしれない。
6マナなんて《大建築家》がいれば青クリーチャー3体タップするだけで払える。
青単アーティファクトなんていうデッキも夢じゃないかもしれない。
イラストもきれいである。
《ダークスティールの秘宝》 U
リミテッド ☆☆ 構築 ★
金属術の水増しの為にあるようなカード。
実は最近忘れられている《聖句札の死者》のよきパートナー。
これと《ダークスティールの斧》で8枚態勢にしておけば聖句カウンターの載せる先には困らない。
これはリッチの時代の始まりか!?
でも《呪詛の寄生虫》にはどうしようもない。
リッチの時代は終了か…。
《呪詛の寄生虫》 R
リミテッド ☆☆☆☆ 構築 ★★★★★
これから数々のプレインズウォーカーを墓地送りにしていくであろうプレインズウォーカー殺しなカード。
巻き添えで昇天系のファンデッキも殺していくはた迷惑な殺し屋。
早いターンに出せば《カルニの心臓の探検》も封じる事が出来るので、ヴァラクートにも効果があるかもしれない。
また、累加アップキープ系のカードとも相性がいいので、レガシー等でも思わぬ悪さをしそうだ。
《鞭打ち悶え》 R
リミテッド ☆☆ 構築 ★★★
4マナで飛んでいない夢魔。
ミラディンの頃似たような装備があったが、全然使われずに終わった印象がある。
あの頃よりこっちの方が強いのは間違いないが、使われるだろうか?
黒単感染で《墨蛾の生息地》や《ファイレクシアの十字軍》に装備させれば十分活躍するかもしれない。
《マイアの超越種》 R
リミテッド ☆ 構築 ★★★★
「飯食ってる場合じゃねえ」
イラストを見てそう思ってしまった。
2マナ5/6 タフネスが1つ高いと《タルモゴイフ》を思い出してしまう。
同じ2マナだし。
クリーチャーが生み出したマナでないと行けないというのはどれくらいのリスクなんだろうか?
環境には《極楽鳥》《ラノワールのエルフ》《水蓮のコブラ》《草茂る胸壁》《ジョラーガの樹語り》各種マイア等が結構な数のクリーチャーがマナを出してくれる。
《ウラブラスクの僧侶》や《類似の金床》を使ったりしても良い。
案外、第二の《タルモゴイフ》になれたりするんじゃないか?
《前兆の機械》 R
リミテッド ☆ 構築 ★★★
出た!博打カード。
こういうカード好きです。
でも、ただ博打なだけでは面白くないので、勝ちやすい工夫をいれておきます。
エムラクールかウラモグを《有毒の蘇生》でトップに置いておけば、
もしくは《ウギンの眼》で手札に加えジェイスの能力でライブラリーの上に置けば…。
こんな回りくどいやり方で派手なことしなくても、そこそこ重いカードが入っているデッキでも十分面白くなりそうなカード。
《倦怠の宝珠》 R
リミテッド ☆ 構築 ★★★
タイタン《戦隊の鷹》《石鍛冶の神秘家》など、ばっかりで飽きてきちゃった人向けのカード。
最近のカードは戦場に出たときに誘発する能力が多い。
そんなカードをまとめてシャットアウト。
2マナと軽い為、鷹や神秘家にも先手なら間に合う。
ナイスサイドカードだろう…。
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